ネットを見ると、基本情報技術者試験は意味ない、役に立たないなどといった書き込みを目にします。
結論から言うとIT業界に属している人、IT業界を志す人は必ず合格すべき試験です。
ここでは、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、情報処理安全確保支援士に合格した私が、合格して分かったメリットやデメリットを紹介します。
意味がないと言われる理由について
なぜ意味がないといった意見が出てくるのか考えてみました。
独占業務があるわけではない
IT業界の試験全般に言えることですが、合格しても弁護士や医者のような独占業務があるわけではありません。その為、合格してすぐに何かが変わるといった事はありません。せっかく合格しても、合格したメリットを感じるのは試験に合格してしばらく経ってからになります。
知識は使わなければ会社からも評価されない
試験に合格することで、報奨金が出たり、給与が上がったりと会社からの評価に繋がることもありますが、長期的な目線で見ると、得た知識を実務に活用していく必要があります。得た知識をアピールする機会も、試験に合格することですぐに現れるものでも無い為、そうした機会に巡り合いながら経験を重ねていくまでは、メリットを感じにくいのだと思います。
合格して分かったメリット
基本的な知識を一通り身に付けられる
受験に向けた勉強をしていた時は、出題範囲は広い上に内容も難しく感じ、どこが「基本」なんだと思っていました。しかし、実務経験を重ねていく中で、IT業界に携わる上では最低限抑えておくべき内容だと強く感じます。企業によっては新卒で入社後3年以内に取得することが好ましいとされるなど、企業からも最低限抑えておくべき知識だと認識されているようです。
努力をするためのモチベーションになる
私は非常に怠けた性格の為、何かしら目標がなければ努力できない人間です。特に試験といった指標が無くても、自分で目標を定めて勉強できる方は問題ないのですが、私のような人間からすると、こうした試験は勉強する上で良いモチベーションになります。私も基本~応用~安全確保支援士と取得していきましたが、試験を受けたのは、合格するだけでなく、試験に向けた勉強をすることで、知識を得ることができるといった意味が大きかったです。
仮に試験に不合格だったとしても、そこまで勉強した成果が無駄になるわけではないので、落ち込みすぎる必要な無いと思います。
次の試験への第一歩になる
私が基本情報を受けていた時は、応用情報に合格するなんて夢のまた夢でした。ところが、基本情報に合格すると応用情報も受けなければもったいないと感じるようになり、応用情報に合格するとまた次というように連鎖していきます。こうした良い流れを作ることができれば、どんどん自分の能力を高めていくことができます。
まとめ
基本情報は、”基本”という名前が付くほど簡単な試験ではないと思いますが、IT業界に携わる上では必要不可欠な知識が詰まっており、必ず受験を目指し合格してほしい試験です。
自分の能力を向上させる為の目標として、是非取り組んでみてください。
応用情報や安全確保支援士の合格体験記も載せています。
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